4月15日は「子どものいない人生を考える会」の10歳の誕生日でした

2024.04.24

#10周年

10年前の4月15日、(一社)WINKの前身である「子どものいない人生を考える会」は生まれました。
「ダイバーシティ」をうたったシンポジウムで、登壇者がすべて「ワーキングマザー」だったことに居心地の悪さと疑問を抱いたのが始まりでした。
「子どもがいない人は、ダイバーシティ推進の中で『透明な存在』にされているのではないか」「ここにいる、ということを発信しなければ」
そんな思いから立ち上げたのが、フェイスブックページ「子どものいない人生を考える会」です。

発信を始めた当初は、「子どものいない身から何かを主張するなんて、もしかすると非難されたり厳しい目で見たりされるかもしれない」と懸念、仮名で活動しようかとも考えました。
しかし、そんな懸念自体が「子どものいない自分」に引け目を感じていることに気づきました。子どものいない人生、私の人生。堂々と胸張って本名を名乗っていく決意したことを思い出します。

その後、仲間と出会い、活動の幅が広がり、以下のような取り組みを行ってきました。
・子どものいないことから生まれる将来不安に対応したセミナーの開催
・継続的に共に「子どものいない人生での幸せな生き方」を考えるラボラトリー「WINKo Lab.」の発足(第1期メンバー募集中)
・職場で肩身の狭さを感じる「子どものいない人」の実態調査
・時短や育休で生じる「しわよせ」からの負担感を解決する要因についての調査研究(実施継続中)

これから、また活動の内容や範囲も変わっていくかもしれません。でも「私の人生、堂々としていこう」と決意した気持ちは忘れずにいたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。