【レポート】World Childless Week 2022 in Japan

2022.09.25

9/12〜9/18に、ワールド・チャイルドレス・ウィーク ジャパンを開催しました。

今年は第二回を迎えますが、昨年に続き、たくさんの方にご視聴いただきました。
どうもありがとうございました。

日本で「子どものいない」ことに関連した活動をしている団体や個人が一つ処に集まる場は、唯一といってよい場ではないかと思います。
今年は、昨年からさらに多様性を意識して企画。
男性、高齢者、シングル…さまざまな立場からのお話を伺いました。

一方で、強く感じたのはそうした属性を超えて、登壇いただいたお一人お一人、それぞれ方の力強さと生きる姿のすばらしさでした。
みなさん、それぞれの立場から、他の人や社会の人のことを思いやったり、支援活動に取り組まれています。

それはもしかすると、今の日本社会の規範の中で、どうしてもマイノリティとして見られがちな「子どものいない」ということに向き合った結果のように感じます。
逆に言うと、マイノリティ性を持っているからこそ、他の人への思いやりが生まれてきているのかもしれません(あくまで私の感じ方です)。

詳細なレポートに変えて、私がお話を伺った中で、心に残った言葉をご紹介します。
(正確な言葉ではなく意訳しています)

●9/13:多様性のある社会の実現に向けて ~次世代に伝えたいこと~
「親は自分の規範で幸せを押し付けてくる。でも自分の幸せは自分で決める」
Amazon Web Services Japan Engagement & Communicationsマネジャー:藤谷ひとみさん

●9/14:男性の視点から考える”子どものいない人生”
「子育てという自分の意志だけではどうしようもない経験を積んでいないことに引け目はある。が、だからこそ、自分とは違う環境の人の立場や思いを想像して行動しようと思う」竹田靖史さん
「以前は、自分の出世に子どもがいないこが影響しているのかもと勘繰ったこともあった。今はそんなことはないと思える」岩崎純也さん

●9/15:治療をあきらめた後の夫婦
「“子どもがいる”ことが前提となっている社会を変えたい」」松本亜樹子さん

●9/16:病気をきっかけに「私」を生きる
「がんになった経験を経て、誰かが”こうあるべき”と言っている人生ではない人生を見つけることができた」矢後綾子さん
「だめな自分を受け入れて初めて自分らしく生きられる」(砂川未夏さん)

●9/17:「うむ」「うまない」を超えて
「生んでいる経験による分断が生まれてしまっているのではないか?」(西部沙緒織さん)
「生んだ人も生んでいない人も結婚もしていない人も…対話することでお互いのことをおもいやることのできる場にできる」(青木佑さん)

●9/18:子どものいない人生を歩んだ先輩のお話
「(子どもができた友達と疎遠になりがちにならないか?という問いに対し)子どもがいる友達のところには、こちらから出向いていきます」(森垣裕子さん)

(一社)WINKのFacebookページで引き続き視聴いただけます。
一般社団法人フェイズブックページWINK

まだのかたも、複数回ご覧になりたい方も、どうぞご覧ください!

なお、この活動の登壇者は無償ボランティアで刺させていただいております。
WINKの活動にご共感いただける方、ぜひ寄付をお願いいたします。

<一般社団法人WINKへの寄付のお願い>