【子どもがいてもいなくても…】

2019.04.16

「ただ、子どもを望んでいてもさまざまな理由で思うようにならない人々もたくさんいる。それなのに何となく世の中全体で子どもを持つことが幸せの大前提という空気感が膨らんでいるような気がしてならない。こうした風潮には息苦しさを感じるし、違和感もある。」
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プロトレイルランナーである鏑木毅さんの言葉です。
日経新聞夕刊に週1連載される鏑木さんのコラムは、毎回含蓄があって楽しみに読んでいましたが、長年、お子さんのいない人生を歩まれていたことはこの回で知りました。

結婚15年目でお子さんを授かったのですが、それまでは周囲の圧力や干渉に苦しんだことを吐露されています。

そのうえで、子どもがいてもいなくても、お互いを尊重する社会を作りたいと述べられています。

多様な生き方を尊重する社会を目指すという思いは、子どもの有無を乗り越えて共通に抱けるものなのだと、心強く思えたのでした。

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