【レポート】文京区社協との協業イベント開催!「子どものいない人の『老後不安』に向き合う」

2025.12.13

#エンディングノート#終活#老活

11月29日、「子どものいない人の『老後不安』に向き合う~起きていることを知り、現役世代から備えよう~」」と題したイベントを文京区区民センター内C-Spaceにて開催しました。
これは文京区社会福祉協議会の協働事業として助成を受けたものです。

文京区在住・在勤の方が対象ということで告知も文京区中心に展開。正直、こうした地域限定の開催は初めてだったため、どのくらいの方に参加いただけるかドキドキしながら当日を迎えました。
予想以上に会場もオンラインからも多くの方に参加いただき、改めて感謝申し上げます。

第一部が基調講演、第二部はワールドカフェ形式の対話会という二部構成。(オンラインの方は第一部まで)
基調講演は、3月の設立4周年イベントにもお越しいただいた日本総研の沢村香苗さんに、「子どものいない人のための 「老後ひとり難民時代」を生き抜く ~地域社会との関わり方〜」というテーマで話していただきました。

◆第一部基調講演「「子どものいない人のための 「老後ひとり難民時代」を生き抜く ~地域社会との関わり方〜」

沢村さんのお話のポイントは以下のとおりです。

・「老後ひとり難民」は、どんな人でもなりうる可能性が高い時代
・これまで高齢者の家族が担ってきた「日常の世話をする」「身元保証」「意思決定の代わりと諸々の手配」といった役割は、家族関係の希薄化などにより、担い手不在という現実を迎えつつある
・代わりになるのが民間の「身元保証」をうたう業者(「高齢者等終身サポートサービス」)だが、サービスはまちまち。また歴史も浅く小規模事業主が多いため、トラブルになることも多い。
・身元保証業界は、現時点では明確な監督官庁が定まっていない(岸田政権下で厚生労働省がリードすることにはなったが)
・こうした現状を改善しようと、今秋に業界団体が立ち上がった(WINKが9月に開催した”World Childless Week in Japan”でスピーカーとしてお招きした黒澤史津乃さんが理事長を務められます)
・大変な状況のに役立つ回復力(レジリエンス)は、個人レベルのみならず、家族や近隣、社会などと複数のコミュニティのレベルに及ぶ。これらを養っておくことが重要(具体的には「アメーバ支援者」=制度によらない家族・親族、ひいては友人やご近所等)

◆第2部 対話会(ワールドカフェ)

基調講演をもとに、会場参加者でワールドカフェ形式での対話を行いました。
ワールドカフェは、カフェのような気楽な雰囲気で、特に結論を求めることなく話し合う方式です。グループに分かれてお話をしますが、話し合うテーマごとにセッションを分け、セッションごとにメンバーを入れ替えます。

今回は、以下のテーマについて話しました。
「基調講演を聞いて、自分でどんなことをしようと思うか」
「支援する側としてできることは何か」
「行政等に期待することは何か」

初対面同士でも和やかに、かつ、活発にお話が進み、気になりながらもなかなか話す機会がなかっただけに、こうした場が求められていたということを感じました。
お話の中では、「子どもがいない」という共通項があることで安心して話ができるといった声も聴かれました。

会場の様子

事後アンケートでは、以下のような声が寄せられました。ご協力、どうもありがとうございます。

「私が知りたいけど取り組め無かった内容だったので基調講演の1時間があっという間でした」
「文京区で繰返しこの講座、講演、ワールドカフェ、対話会に参加したいです 楽しかった」
「同じ立場の人達と話すことで、共感できて、これからどうして行ったらいいか具体的に考えていってみようという気持ちになれた」
「気付きや考えを話すことで明確になった」
「同じ不安を持っている人が多いと分かった」

このイベントをきっかけに、子どものいない方の終活・老活のアンケート調査を行い、行政側にも現状をお伝えしてまいります。WINKは、多くの高齢者が頼っている「子ども」という存在がいなくても、安心して年を取っていける社会を目指して取り組みを進めてまいります。引き続き、応援よろしくお願いいたします。