日経新聞「私見・卓見」掲載~「子育て社員への支援も評価せよ」

2024.06.16

#子持ち様#日経新聞

6月5日の日経新聞朝刊「私見・卓見」に(一社)WINK代表理事の朝生容子の意見が掲載されました。

いま巷で話題の「子持ち様」問題について、子持ち社員と子持ち社員をカバーする社員との対立構造でとらえるのではなく、マネジメントの問題として捉える必要性を訴えたものです。

前の投稿でもご紹介していますが、朝生は、2019年に、子どものいない人を対象に職場での働きづらさをテーマに調査を行いました。
その後、企業の人事部等にもこの問題についてヒアリングを行ったり、組織文化と「しわよせ」の関係について調査するなど、この問題について継続的に取り組んできました。

本記事にも記載していますが、この問題は、子持ち社員、子持ち社員をカバーする社員、どちらかに原因があるものではありません。
業務配分や評価というマネジメント上に原因があります。

さらに、「子持ち社員」と揶揄する問題までにしてしまったのが、企業側がこの問題を先送りにしてきたからだと考えます。
その背景には、「女性同士の問題」として軽視する無意識の偏見が潜んでいるのではないでしょうか。

「子持ち様」を、社員同士の対立問題に矮小化せず、多様な社員がお互いをカバーし合うチームにしていくために何をすべきか、考える契機としたいと心から思っています。

※この記事について、お問い合わせがあれば、(一社)WINKからお問い合わせください。

▼子育て社員への支援も評価せよ:日本経済新聞