逆マタハラを起こさないためには ~日本レーザー社の取り組み

2018.07.29

妊娠した女性への嫌がらせ=「マタハラ」が問題になる一方、妊娠女性、あるいは子供を持つ社員を優遇するあまり、それ以外の社員に過度なしわ寄せがくる現象(逆マタハラ)も話題になりました。

企業の中で、子供がいる人、特に女性が増えてくること自体は否定するものではありません。ただ、そのことが女性同士の対立を生んでしまうのは避けたいもの。

本来なら、企業が妊娠や時短社員によって減少した人員稼働をカバーする方策をとればよいのでしょうが、一時的な現象に対して人員を充てることは、そう容易ではありません。

一つの答えが、日本レーザー社が実施している「産育休者をカバーした社員に報酬」の制度であると思います。制度としてカバーの労力に報いることで、不必要な対立を避け、お互いを思いやることができますね。

もちろん、子どもの有無だけでなく、介護やその他の制約においても適用できるのではないかとも思います。

書籍「日本で一番大切にしたい会社」にも選ばれた日本レーザー社。報酬がもらえること以上に、そうした制度があることが、社員を大切にしてくれる会社として、愛社精神が高まりそうです。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO05560450S6A800C1000000?channel=DF260120166497